第1章『変わった天井』 行き着くべき未来。あるべき世界。それはサードインパクトに為され深紅と化した世界。LCLに人は還り、全てが無に帰した世界。しかしどこかで時間軸が崩れその世界とは別の世界が生まれた。いわゆるパラレルワールド､､､。 量産機に苦戦する弐号機。残り時間わずか、だが...

第2章『信じるとは』 #1____信じ ここはシン・NERV本部の管理病棟のとある一室の前。周りの通路では、患者だと思われる人同士が話していたりナーフ役員の人たちが患者を誘導などしているなか、その階の一番奥にある「特別病室」と札が着けられた一室の前のベンチに碇シンジはぽつんと俯い...

#1____それは突然 シゲル達はその後も引き続き作業に取り掛かっていた。静かな司令塔にシゲル達の声とキーボードの声が響く。 「あれ以来なんの音沙汰ないな。」 「いやーいつあんなことが起こるかわからんからな。」 NERVは恐れていた。現在自分たちがいつゼーレに狙われてもおかしくな...

#1____シンジの決断 「リツコさん、初号機の凍結って解除できませんか？」 シンジの発言に全員が驚愕した。 「出来なくはないけど、今この状況でエヴァを運用すればゼーレがだまってないわ。」 現在ゼーレからNERVのエヴァの運用を禁じられている。 エヴァ運用が発覚すれば間違いなく再...

#1____ゼーレの思惑 ここはゼーレ千葉本部のとある暗がりの一室。床に描かれたゼーレのマークのライトアップで少しだけ明るくなっており、その上に15個のモノリスが並ぶ。 このモノリスこそキールを始めとした人類補完委員の役員たちだ。 『弐号機ダミープラグの実験はシナリオ通りというわ...

#1___約束 ミッションまで残り1週間。 シンジは再びミサトのいる管理病棟に出向き病室からミサトを見つめていた。 ミサトは以前訪れてから急激に回復し、皮膚の火傷も少しづつ収まっている。ただあれだけの火傷だからあとは残るかもと先生から報告された。 内蔵の方は心臓以外に負荷がかかっ...

#1____碇シンジ ミッションまで残り4日。 シンジとアスカはミッションに向けて体づくりのために施設内にあるジムにてトレーニングを行っていた。 体にかかる抵抗を最大限に軽減するために大波が発生するプールや、通常の筋トレ用の機材、エヴァのシュミレーションルームなど設備は豊富。1年...

#1____明日への希望I ミッション前日。 シンNERVは初号機と弐号機をゼーレ本部のある浦安にすぐ攻められるように、各攻撃ポイントから約10km離れた地点に設置していた。 「先輩、初号機弐号機共にポイント設置完了！」 「了解。」 「続いて民間人の避難は？」 「順調です。民間警...

#1____固い鉄壁？ 弐号機は狙撃ポイントに到達。初号機も残り数メートル先にゼーレ本部が見えた。 「シンジ！私はポイント着いたわ。」 「了解！じゃあこのまま突っ込む！」 「おっけ！！」 初号機は高速加速装置を起動させ、走るスピードを加速させる。 すると案の定ゼーレ本部の影からUN...

#1___希望の日 爆発は上層部へと及ぶ。1歩踏み間違えれば爆発の海の底だ。 シンジは1歩1歩を慎重に降りてきた穴の壁をかけ上る。 爆発はすぐそこまで来ている。 既に地下施設の半分まで登り詰めていた。 「シンジ！早く！」 「分かってる！」 キールが仕掛けていた爆弾が初号機の攻撃後...

初めまして！ 私アレゴリカと申します。 エヴァ好きの新社会人です！ 今現在私は自分のTwitterとサイトにてオリジナル小説の作成に励んでおります！ どうぞ応援よろしくお願いします。